──薬剤師だからこそできる研究との向き合い方**
研究を始めたい。テーマも気になる。でも、日々の業務に追われてなかなか進まない──。
これは多くの薬剤師がぶつかる最初の壁です。
けれど、研究は特別な才能や環境がなければできないものではありません。
**「どんなマインドで、どう日常に組み込むか」**で大きく変わっていきます。
ここでは、薬剤師が研究をより“楽に”“自然に”続けられるようになるための
**Mind Approach(マインドの整え方)**をご紹介します。
1. 論文を“楽に読む”ための環境を整える
論文が読めない最大の理由は、
実は「英語力」よりも 読める環境が整っていないことです。
- いざ読もうとすると腰が重い
- 途中で集中が切れる
- 最初の図表でつまずく
そんなときは次の3つだけ整えておくと、一気に読みやすくなります。
🔹① 読む目的を1つに絞る
「何を知りたいか」を決めると、読むべき範囲が明確になります。
全部読もうとしない、がコツ。
🔹② 読む順番を固定化する
タイトル → アブスト → 図表 → 結論 → 方法
の流れを習慣化すると、毎回ゼロから考えなくて済みます。
🔹③ “読める時間帯”を決めてしまう
脳の動きが静かな時間帯(朝・昼食後直前・夜のルーティン前)に5~10分だけ。
量より「毎日触る」方が圧倒的に前に進みます。
2. 日常業務から研究テーマを見つけるコツ
研究テーマは「特別な出来事」から生まれるとは限りません。
むしろ “いつもやっている仕事”の中にこそテーマが眠っています。
たとえば:
- 同じ疑義照会が続く
- 患者さんからよく受ける質問
- 多職種との連携で困っていること
- 経営・業務改善で感じる課題
- ガイドラインで「現場とのギャップ」を見つけた時
これらはすべて、研究テーマの種です。
🔹テーマ発見の3ステップ
- 違和感をメモする
- “なぜ?”を2~3段階深掘り
- 既存研究を1本読む(解決されているか確認)
たったこれだけで、テーマは自然と輪郭が見え始めます。
3. 仕事と研究を両立させる3つのコツ
薬剤師は本業が忙しい。でも研究を続ける人もたくさんいます。
両立できる人に共通するのは、次の3つの習慣です。
🔹① 小さく始める
「今日は5分だけ論文のAbstractに目を通す」
「1文だけメモを書く」
研究は“積み重ねのゲーム”。大きな時間より、小さな習慣が勝ちます。
🔹② 研究を“プロジェクト化”しない
大きく構えすぎると止まります。
まずは
- テーマ探索
- 文献3本読む
- 5W1H整理
など、細かなタスクに分けて淡々と。
🔹③ 他人とつながる
IRB、統計、論文化……研究は「ひとり完結」が難しい領域。
相談できる仲間がいるだけで、迷いと停滞が激減します。
(APROコミュニティを活用する方が多いのもこの理由です)
まとめ:研究は“才能”ではなく“習慣”で続く
研究は、忙しい薬剤師だからこそ気づける現場の課題を形にできる、とても価値ある行動です。
そして、大きな負担をかけなくても、今日から静かにスタートできます。
- 読む環境を整える
- 日常にテーマの種を見つける
- 小さく・軽く・淡々と続ける
これだけで、研究はもっと“楽”になります。
✨最後に
「テーマ設定って難しい…」「何から始めればいいの?」
そんなときは、APROの無料ウェビナーやコースを気軽にのぞいてみてくださいね。
次の一歩がきっと軽くなるはずです。